Director’s Column

2013.06.25

Congratulation 植松奎二さん
ー 中原悌二郎賞受賞によせて

ノマルエディション、ギャラリーノマルにとって
最も古くから共にアートに心身捧げてきた彫刻家・植松奎二が、このたび第38回中原悌二郎賞を受賞した。
彼は戦友であり、アートの師でもある。
彼はノマルの歴史の中にいて、今も歴史を共に作っている。僕は言い尽くせないほど喜んでいる。

しかも受賞作は2012年のギャラリーノマルでの個展で発表した「截接(さいせつ) - 軸・経度・緯度 - 」である。
これはインスタレーション作品であり、彼の長年の重要なテーマの一つ、重力による均衡と緊張を扱った、作家としての関心を集約したものであった。
インスタレーション作品の同賞の受賞は珍しく、快挙といえる。

Congratulation 植松さん。
切断された角材はジャッキによって支えられ、画廊の構造柱と一体になって、まるでアートのど真ん中で踏ん張る私たちのようだね。まだまだ踏ん張れそうな気分です。
展覧会オープニングで演奏したGravity120という曲はメトロノームのように重力に引き寄せられ、また解放され、そのなかに時間を刻み続ける植松さんとその作品に贈った演奏でした。

なにはともあれ、Congratulation 植松さん。Congratulation 植松さんを、画廊を、支え続けてくれた皆様。


>> 旭川市彫刻美術館 中原悌二郎賞
>> 受賞作品を発表した2012年ギャラリーノマル個展内容
>> オープニングの.es(ドットエス)演奏「Gravity120」


ディレクター 林 聡