Director’s Column

2013.08.16

seed

現在ギャラリーノマルで若手グループ展"seed"を開催中だ。
安慶田渉 、今村遼佑 、舟田潤子の3作家は表現も活動のバックボーンもそれぞれ異なる。5年ぶりの若手グループ展だが、以前のようなゲストキュレーターを招いてのテーマ展とは異なり一見まとまりがないようにも見える。

seedといえば自宅の小さな庭に鳥が運んだ種か?見ず知らずの植物がよく顔を出す。それはひっそりと小さな花であったり、我が物顔のツタのようなものであったり…
それはそれで一つの風景を作り出していて季節をおって楽しませてくれる。
画廊に生まれた新しい風景は調和を、もしくは不協和音を響かせているのか?私自身、各作家の予備知識は断片的なものだったので、半分鳥まかせだったのだ。さてそこには、、、安慶田の作品はユーモアを交え形象と触覚の関係を独自に提示し、今村の精緻な世界は、まどろみと集中を行き来させる。2人に交わり、舟田はそのおおらかな世界の裏に潜む、アンダーグランドを感じさせる。サーカスというモティーフもあるのか?各作家1作ずつ3作コレクションしていただくのがおもしろいと思う。

種は世界のメデュームである。



■過去の若手グループ展

Nomart Project #1, 2001, キュレーター:清水穣
イメージ・オン・イメージ:前田朋子 + 大崎宣之 + 中塚政裕
アバウト・ペインティング:喜多順子 + 小川茂雄 + 山田勝洋 + 川手華
イメージと物質性:坂川守 + 名和晃平 + 高橋耕平 + 宮崎陽平
アバウト・フォトグラフィー:草野晶子 + 奥野規 + 稲垣元則
古川智大 展
政田武史 展
田中朝子 展
豊富春菜 展


Nomart Project #2, 2003, キュレーター:三脇康生
中比良真子 展「WATERING」/ みやじけいこ 展「近い影 / 遠い景色」
村井みみ 展「春眠マクラ」/ 馬場晋作 展「multiplication」
三宅砂織 展「ILLUMINATION」/ 谷本良子 展「もの影ドローイング」
梅木香里 展「ゆるい殻」/ 児玉太一 展「accumulation」
衣川泰典 展「transparent space」/ 中西信洋 展「空洞と空白」


Nomart Project #3, 2005, キュレーター:池上司
大西伸明 展「collection」
木村真由美 展「She +」


Nomart Project #4,2008, キュレーター:木ノ下智恵子
ROGUES' GALLERY:827 DRIVES


ディレクター 林 聡