Director’s Column

2016.08.04

Fragments

レイヤーと断片は、最初期からの木村の一貫したテーマである。今回はその中でも断片というキーワードをテーマにして作品を制作した。

80年代当時のポジフィルムを取り出し、その組み替え、再配置をすることで作品はスタートし、それぞれの色彩や透明度がトライアルを重ねるごとに検討され、仕上がっていった。
試行錯誤の中でぼんやり浮かんでくる到達点に少しずつ近づいていくのを作家と共有できるのは工房ならではの醍醐味だ。
木村とは工房設立当初からなので、幾度となく体験してきたことであるが毎回エキサイティングである。

今回のプロジェクトでは計10作をピリオドとして捉えそれぞれのテーマを絞って制作するのがミソである。残り5作品、折り返し地点であるが残りもまだまだ楽しみである。

今回の作品も自信を持ってご覧いただけます。
木村秀樹Period3:Fragments、ぜひお楽しみに。


1990年10月5日, 木村秀樹ポートフォリオ&カタログレゾネ
    出版記念パーティー@フィッシュダンスホール(神戸)

ディレクター 林 聡