現在開催中の展覧会|latest Exhibition

稲垣元則 Motonori Inagaki
初の作品集出版記念展

象 elephant

2018.5.26 sat - 6.23 sat

13:00 - 19:00 日曜日休廊
Closed on Sundays


  • 地震に伴う臨時休廊 : 2018.6.18 mon
    6月18日(月)午前に大阪北部を震源に発生した地震に伴い、なお予断を許さない状況を考慮して
    本日、6月18日(月)は勝手ながら休廊とさせていただきます。
    ご了承の程、よろしくお願いいたします。

  • 初日 作品集出版記念トーク・イベント : 2018.5.26 sat 18:00 -
    料金 : ¥2,500.- *作品集付き(プラス¥3,000でスペシャルエディションに交換可能)  ※ 終了致しました
    稲垣元則 Motonori Inagaki x 加須屋明子 Akiko Kasuya (京都市立芸術大学教授)
    * 終了後、オープニング・パーティーを開催
    → Facebookイベントページ

  • 最終日 関連イベント | 音楽Live "ἐποχή (エポケー)"
    2018.6.23 sat open 19:00 / start 19:30 -
    料金: ¥1,500.-
    出演: .es (ドットエス: 橋本孝之 Takayuki Hashimoto & sara)
    → LIVEイベント詳細ページ
    → Facebookイベントページ



作品集「elephant」のご購入はノマルストアから

稲垣元則・初の作品集出版記念展
不確かな未来を手繰り寄せる絶え間ない探索と確認


四半世紀に渡り常に変わらぬ姿勢で自己・社会と対峙し、写真や映像、ドローイング等のメディアを用いて作品を制作する作家・稲垣元則。具体的なイメージを喚起させない稲垣の作品は、見る人の意識の中にゆっくりと、深く強い"言葉にならない何か"を刻みつけます。

初の作品集「elephant」の出版に合わせ、自身の制作を再認識する展覧会
稲垣は90年代初頭よりB4サイズのコピー用紙にドローイングをすることを継続的に続け、その数は現在で1万点以上に及びます。現象や心象を描くのではなく、まだ見ぬ何かを捉えようとする稲垣のドローイングは、制作の時間軸を超えて相互に影響し合い、その全体で一つの作品と言えるかもしれません。初の出版となる今回の作品集では、彼の制作の根幹にあるドローイング作品より制作年代によらず100点をセレクト。写真作品10点と合わせ計236ページのボリュームとなる予定です。
寄稿文は長く稲垣作品を見続けてこられた加須屋明子氏(京都市立芸術大学教授)に依頼。一見では捉えがたい稲垣作品の本質を丁寧に紐解きます。

今展では、作品集に掲載する10点の写真作品を大型プリントし、その上に直接ドローイングする新作と、同じく作品集掲載のドローイング全100点を展示予定。
展覧会のタイトルとして使われている漢字「象」には、動物の象のイメージから派生して、「かたち」「かたどる」などの意味も持ちます。稲垣は当初よりドローイングのタイトルを"untitled"としていますが、今回、長年に渡り稲垣が続ける、名づけ得ぬものをかたどるような制作の行為を再編し、そこから意味を見出すだけでなく、現時点での作品や作品集づくりから過去/未来を照射する試みとなります。

常に真摯な態度で長年繰り返してきた制作の中から確かなメッセージを発信し続ける作家、稲垣元則の新作展と初の作品集出版。是非ともご注目くださいますよう、よろしくお願いいたします。


作家コメント

ドローイングを描き始めたのは1992年、20歳の時でした。
以降、私は同じ大きさの紙に繰り返し絵を描いています。繰り返すことには大きな意味があります。

これらの絵は連鎖しているのではなく、常に描き直されているのです。
新しい一枚を描くことは前の絵を新たに描き直しているのではなく、それまでの全ての絵の意味や価値を描き直しているのです。


最新の一枚の絵は、それまでのドローイングすべての蓄積であり、ある意味21年間かけて描いたものだといえます。
そして最初の一枚は、いままでの時間をかけて価値付けされてきたものです。
この薄い紙の絵はどちらも時間の重厚さと複雑さを孕んでいるのではないかと思います。
(2013年)


今回出版する作品集で試みていることは、過去の時間や価値を変容させるということです。
ドローイングの編集は、時系列で並んでいるわけではなく、時間に関係のない関連性で展開しています。
そうすることで具体的に、ドローイングの価値や意味を描き直しています。

展示では作品集に掲載する写真をインジェットでプリント出力した上にドローイングをします。
写真の上にドローイングすることは、写真と絵とを等価に扱い、作品との関係を1+1=1にしなければなりません。
作品集でのドローイングと写真の関係を、違うかたちの踏み込み方での作業です。

稲垣元則


"untitled 3" dermatograph and pigment print on paper, 106 x 75 cm, 2016


"untitled" pencil and oil on paper, 36.4 x 25.7 cm, 2016


稲垣元則と加須屋明子氏のトーク風景, 2016.5.28 at ギャラリーノマル

作家略歴


1971

京都市生まれ

1994

大阪芸術大学芸術学部美術学科卒業

個展

1994

「it speaks like silence」 ギャラリー白, 大阪

1995

「night and day part 1&2」 信濃橋画廊, 大阪

1996

「the mountains (and the wheel)」 art box enfer, 京都

 

「copy」 ギャラリー白, 大阪

1997

「a mirror of winter」 art box enfer, 京都

1998

「sweet irony」 ON ギャラリー, 大阪

 

「draw」 ギャラリーうず潮, 大阪

1999

「alligator」 ギャラリーうず潮, 大阪

2000

「mark 5」 O ギャラリー eyes, 大阪

 

「mark 6」 Oギャラリー UP・S, 東京

 

「THE THORN TREE」 日下画廊, 大阪

2001

「UNTITLED」 O ギャラリー eyes, 大阪

2002

「BLACK ALBUM」 日下画廊, 大阪

 

「ther side」 ノマルエディション/プロジェクトスペース cube & loft, 大阪

 

「Drawing on Tape」 Oギャラリー TOP・S, 東京

 

「UNTITLED」 O ギャラリー eyes, 大阪

2003

「11166162,16613221」 Oギャラリー TOP・S, 東京

 

「UNTITLED」 O ギャラリー eyes, 大阪

2004

「common」 ノマルエディション/プロジェクトスペース cube & loft, 大阪

2005

「sequence」 ノマル・プロジェクトスペース キューブ & ロフト, 大阪

2008

「distance」 ノマル・プロジェクトスペース キューブ & ロフト, 大阪

2010

「phase」 ギャラリーノマル, 大阪

2011

「させぼアートプロジェクト2011/稲垣元則展」 アルカスSASEBO・交流スクエア, 長崎

2012

「PEKE 1, Talk Session and Exhibiton: session 4 - 稲垣元則 x 鈴木創士」
 ギャラリーノマル, 大阪

 

「darkness」 ギャラリ-ノマル, 大阪

2013

「427 Drawings」 ギャラリーノマル, 大阪

2015

「POND」 GLAN FABRIQUE "la galerie", 大阪

2016

「Sequence - Photograph」 ギャラリーノマル, 大阪

 

「Sequence - Movie」 ギャラリ-ノマル, 大阪

 

「Sequence - Drawing」 ギャラリ-ノマル, 大阪

グループ展

1992

「安宅聖美・稲垣元則展」 ギャラリークォーレ, 大阪

 

「ニューフェイス展」 ギャラリービュウ, 大阪

1993

「稲垣元則・唐木満展」 大阪芸術大学

1995

「one - 稲垣元則・松本秀治展」 京都精華大学

1996

「『絵画』・在ること」 ギャラリー16, 京都

 

「今日のドローイング展」 信濃橋画廊, 大阪

1998

「carry back (3つの写真)」art box enfer, 京都

 

「drawing on my mind (out of drawing)」 ギャラリーうず潮, 大阪

 

「icon - 遭言の燈姿」 O ギャラリー, 東京

1999

「PRIMARY STATEMENT」 シティギャラリー, 大阪

 

「絵画劇場」 O ギャラリー eyes, 大阪

2000

「地の格子/場の交叉」 O ギャラリー eyes, 大阪

 

「水の印象と印象の器」 O ギャラリー eyes, 大阪

2001

「身振りの遍在」 O ギャラリー eyes, 大阪

 

「印象の泉/対象の揮発」 O ギャラリー, 東京

 

「PRIMARY STATEMENT IV」 O ギャラリー eyes, 大阪

 

「ノマル・プロジェクト 2001/アバウト・フォトグラフィー」
 ノマルエディション/プロジェクト・スペース, 大阪

2002

「open the air」 O ギャラリー eyes, 大阪

 

「DRAWINGS」 ギャラリーそわか, 京都

2003

「IRRADIATION」 SUMISO, 大阪

 

「Cashmere」 O ギャラリー eyes, 大阪

 

「ARTISTS BY ARTISTS」 六本木ヒルズ森タワー, 東京

2004

「ヤーレス・ガーベン」 ノマル・プロジェクトスペース キューブ & ロフト, 大阪

2005

「泉北アートプロジェクト」 和泉市久保惣記念美術館, 大阪

 

「photographic」 海岸通ギャラリーCASO, 大阪

 

「Drawings 2005」 ギャラリーそわか, 京都

2006

「Osaka westside street-2006 art festival」 ディアモール大阪

 

「About the future view」 O ギャラリー eyes, 大阪

 

「素材:本」 ノマル・プロジェクトスペース キューブ & ロフト, 大阪

2008

「Art Court Frontier 2008 #6」 アートコートギャラリー, 大阪

2009

「Reborn」 ギャラリーノマル, 大阪

2010

「現代美術 - 茨木2010展」 茨木市立生涯学習センター, 大阪

 

「reseau 2 - solide」 O ギャラリー eyes, 大阪

 

「PRODUCT」 ギャラリーノマル, 大阪

 

「稲垣元則・トミオカ ジュン」 GLAN FABRIQUE, 大阪

2011

「稲垣元則とENK DE KRAMER」 O ギャラリー eyes, 大阪

 

「はざまーBetween Images-」 日本橋高島屋美術画廊X, 東京

 

「BOX」 ギャラリーノマル, 大阪

2012

「mukiesa?ー身につけるアートー」 ギャラリーノマル, 大阪

2013

「収蔵品展043 自然の表現 わが山河 Part IV」
 東京オペラシティ アートギャラリー, 東京

 

「Drawing - Exposed essence 2013 『Hydro』」 Oギャラリーeyes, 大阪

 

「Three phase - 名和晃平, .es, 稲垣元則」 ギャラリーノマル, 大阪

 

「Water and Plant:稲垣元則+トーマス・ノイマン」 ギャラリーノマル, 大阪

2014

「HUB-IBARAKI ART COMPETITION」 茨木市中央図書館, 大阪

 

「Favorite Books」 ギャラリーノマル, 大阪

 

「FACTORY HOUSE」 ギャラリーノマル, 大阪

 

「させぼアートプロジェクト」 戸尾市場街、旧アリタ食料品店, 長崎

2015

「Jahresgaben 2015: Art - Can」 ギャラリーノマル, 大阪

2016

「Caluculation of Image - 3 x 4」 ギャラリーノマル, 大阪

 

「ème Biennale Internationale de Casablanca」 カサブランカ, モロッコ

2017

「龍野アートプロジェクト2017 – 龍野アートスケッチ」アポロランプ, 兵庫

 

「収蔵品展058『ブラック&ホワイト ー 色いろいろ』」
 東京オペラシティ アートギャラリー, 東京

 

「Stone Letter Project - 石からの手紙 #1」 宝塚大学 Gallery TRI-ANGLE, 兵庫

2018

「AllStars」 ギャラリーノマル, 大阪

パブリック・コレクション

東京オペラシティ アートギャラリー / 国立国際美術館