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2016年9月12日(月) - 10月8日(土)

田中朝子 Asako Tanaka
“♭”

同時出版の初写真集“♭”(フラット)と呼応しながら展開する
田中朝子、2年振りとなる個展


新旧のイメージを再編集して呈する作家の視線
日常の生活の中で発見するふとしたズレや些細な錯覚を捉え、写真・版画・映像と媒体を問わずに独自の表現で作品を発表する田中朝子。今回は、彼女の視線のコレクションとも言える、これまでに制作/発表してきたイメージを新作とあわせて再編集。互いに関連しあう“写真集”と“展覧会”の2つを同時に展開いたします。

作品世界に迷い込む − 写真集と相対するインスタレーション
今展で出版される作家初となる写真集のタイトル“♭”(フラット)とは、楽譜で用いられる“半音さげる”を意味する記号です。視覚の純粋性と不確かさを感じさせる、ほんの少し音を外したかのような田中の一貫した作風を象徴するキーワードとして使用されます。

9月10日(土)に行われた写真集出版記念パーティーでは、同写真集にも寄稿頂いたインディペンデント・キュレーターの真武真喜子氏を招いてトークイベントも開催。ぜひともご高覧ください。


作家ステートメント / Artist Statement
今回の展覧会タイトル“♭”とは現在制作中の写真集“♭”のタイトルです。
私の制作の上で無意識に、黒子の様に付きまとっている作法、習性である「collection」、「recollection」、つまり、イメージを溜め込む、それを幾度と編集するという作業が、今回は黒子でもなく主役でもなく、大きなテーマとなっています。
ということで、写真集の制作と平行して、空間に「collection」、「recollection」を展開させようと思います。
展覧会と写真集、ふたつの“♭”は互いに呼応する仕様ですので、セットでご高覧頂けるととても幸いです。

田中朝子 Asako Tanaka

>> artist website