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2018.4.7 sat - 5.12 sat

トーマス・ノイマン Thomas Neumann
MATRIX
  • トーク・イベント「MATRIX」 2018.4.7 sat 18:00 - 無料 ※ 終了致しました
    トーマス・ノイマン Thomas Neumann (美術家)
    メルレ・ラートケ Merle Radtke (ゲーテ・インスティトゥート・ヴィラ鴨川 レジデント/キュレーター)
    聞き手: 林 聡 Satoshi Hayashi (ノマル・ディレクター)
    → イベント詳細ページ
    * 終了後、オープニング・パーティーを開催


  • 特別協力: 大阪ドイツ文化センター
    協力: ゲーテ・インスティトゥート・ヴィラ鴨川
    後援: ドイツ連邦共和国総領事館



写真というメディアを大きく捉え、
“型と情報”の関係性を考察する意欲的な新作展


デュッセルドルフ美術アカデミーにてトーマス・ルフの元で写真を学びマイスターシューラーを取得、現在はドイツを拠点に国内外での発表を続ける作家トーマス・ノイマン。
今展「MATRIX」では日本を題材にした3つの新作を発表します。

【 新作1 】
着物等の生地に染めるための伝統的工芸品“伊勢型紙”を用いた写真作品「Figura」シリーズ。ノイマンは模様や図柄が掘り抜かれた型紙を写真のネガとして使用。真っ白な印画紙に浮かびあがる符号化されたイメージからは、本来の用途を離れた美しさが立ち現れます。

【 新作2 】
日本の新聞写真の複写を使用したインスタレーション。収集された写真は全てノイマンが生まれた1975年当時のもの。複写は会場中央に迷路状に吊るされその中に入って観賞出来ます。ドイツ人である作家の私的な生年に基づき集められた記録写真から、鑑賞者はそれぞれの視線で日本という国の歴史と情報の交差を見つめることになります。

【 新作3 】
版画工房ノマルエディションとの5年ぶりのコラボレーションとなるシルクスクリーン版画作品。これらは伊勢型紙・文字符号とノイマンが収集した新聞写真のイメージを組み合わせた、今展を象徴するコンセプトワークとして提示されます。

展覧会タイトルである「MATRIX」とは、物や事柄の基盤または母型を意味すると同時に数学においての行列(記号や式などを行と列に沿って配列したもの)を意味します。
型紙も新聞写真も、もとを正せば情報やイメージを伝えるための“メディア”です。しかし時間を経て歴史を刻み、型そのものがさらなる情報を孕んだ存在へと変容することに我々は気付きます。
永遠に生まれゆく情報の中で、私たちは何を見つけることが出来るのでしょうか。

“型と情報”の関係性、またその価値等について考察する意欲的な新作展となります。