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2018.11.10 sat - 12.8 sat

名和晃平 Kohei Nawa
Element - Black
  • オープンング・パーティー 2018.11.10 sat 18:00 - 無料 ※ 終了致しました


  • 最終日 関連イベント | 音楽Live "Black"
    2018.12.8 sat open 19:00 / start 19:30 - ※ 終了致しました
    料金: adv ¥2,500. / door ¥3,000.
    出演: フローリアン・ヴァルター Florian Walter (sax) from Germany
       山路敦司 Atsushi Yamaji (laptop) *作曲家/音楽デザイナー/研究者
       .es [ドットエス:橋本孝之 Takayuki Hashimoto (sax) & sara (piano)]
    後援: ドイツ連邦共和国総領事館 Consulate-General of Germany
        大阪ドイツ文化センター Goethe-Institut Osaka
    → LIVEイベント詳細ページ


名和晃平、関西では5年振りとなる個展
Element(要素)の集積から生まれる黒(無限)への回帰


今年7月からルーヴル美術館ピラミッド内で特別展示が行われている(〜2019.1.14迄)、高さ10mの黄金に輝く彫刻"Throne"の制作をはじめ、世界各地での大規模な個展の開催や展覧会への参加、禅寺でのアートパビリオンの設計とインスタレーションや、振付家ダミアン・ジャレとのプロジェクト"VESSEL"での舞台公演、ファッションブランドとのコラボレーションほか、様々なジャンルを横断し彫刻の概念を拡張し続ける作家、名和晃平。
前回2013年の当ギャラリーでの開催以来、関西では5年振りとなる名和の個展を開催いたします。

様々な要素の集積から生まれる新たな視覚世界

京都市立芸術大学で彫刻を学び、以降多様な造形作品を生み出している名和ですが、デビュー当初より視覚から身体性や素材そのものが持つ特性を強く感じられる平面作品も数多く制作しています。
今展では、抽象的なイメージや素材を組み合わせる、あるいは重ね合わせることで立ち現れる新たな視覚体験に着目。立体と平面、双方のアプローチから新たな試みを行います。

・ 表面が様々なサイズの黒色炭化ケイ素粒子に覆われた、増殖をイメージさせる有機的なフォルムが特徴的な新シリーズとなる彫刻作品。

・ 膨大な数のドローイングからイメージを厳選、それらをデジタルレイヤーとして融合させ、深い奥行きのあるビジョンとして提示する新作版画シリーズ。

以上2タイプの新作を軸に、その世界観に通じる新作ドローイング等を発表。作品の形態は違えど、そのいずれもがミクロとマクロの視点を往還する特異な視覚体験をもたらします。


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林聡 (ギャラリーノマル・ディレクター) コメント
Element - Black

2001年の版画シリーズは、髪の毛やスナックのチップスのかけらから作ったレイヤーの集積によって生まれる過剰さへの試みであった。そして、2002年の版画作品シリーズElementは、描画の材料や方法を変え、ある構造の要素(テクスチャ、フォーム、フラグメント、アーキテクチャ)としてのドローイングをシルクスクリーンの版に置き換えたシリーズであり、名和は、そのミクロ的なアプローチで近年、多くのドローイングを制作している。

それらのエレメントを拡大すること(版を利用することで可能になった顕微鏡をのぞくような行為)や、それらのエレメントが重なり合うことによって生まれた平面作品は、消失の象徴としての黒に還る。産まれ、消え、再生し続ける細胞(泡)のように。
そして同様に、増殖する集合体の彫刻もエレメントの集まりだ。

エレメントが集まって生まれる黒は、無であり無限でもある。