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2002.9.21 sat - 10.26 sat

植松奎二 Keiji Uematsu
軸・経度・緯度 Axis・Latitude・Longitude
  • オープニング・パーティー 2002.9.21 sat sat 17:00 -



1999年のギャラリー開廊記念展に続き2回目の開催となった植松奎二の個展。
LOFTでは画廊内に生木を植え込み、その幹に天井から吊るした蛍光管が螺旋状に配置されたインスタレーションや、高さ4.65mもの彫刻などをダイナミックに展示。この時植えられた木はその後約半年間、ギャラリーのシンボルツリーとしてそのまま残されました。
またCUBEのスペースでは滝をモチーフとした映像作品を壁面一杯に投影。ウォール・ドローイングと写真作品を合わせて展示しました。


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作家コメント

世界の構造、存在、関係をよりあらわに見えるようにして何かを発見したい。
見えないものが見えるようにしたいといつも思いながら制作してきた。
それはときには物と物とのあいだにある重力、引力といった
目に見えない普遍的な力への関心であったり、
根源的なるものと、宇宙的なる力への素朴な関心である。
そして、自然や地球、宇宙といったものに囲まれている、
人間の存在に対する問いかけである。

●展覧会内容

プロジェクト・スペース CUBE
—水をテーマにしたインスタレーション
「落下する水、上昇する水」

プロジェクターで投影された壁面いっぱいの滝の映像、向かい合う壁面にはWall Drawingと写真作品。地球の大半を占める水のかたち、重力のかたち、地球のかたちとしての水。落下する水、上昇する水、水平と垂直、落下と停止、人間と自然とのかかわりから顕在化する重力の場がつくり出される。

プロジェクト・スペース LOFT
—樹と螺旋をテーマにしたインスタレーション
「樹とともに—螺旋の気配」

高さ約5mの樹が画廊空間に以前からそこに植わっていたようにある。樹の幹のまわりには光(蛍光灯)で大きな螺旋が高さ1m程の中空に設置される。生命形成の根源である螺旋/無限の象徴としての光の螺旋と、成長していく、呼吸する樹。樹の作品と対になるもう一つの作品は、高さ約5mの銅と真鍮の花のような「螺旋の気配」というタイトルの立体作品。これら2つの作品には人工と自然、中心と周辺、拡張と収縮、運動とエネルギーなどの関係が示される。

LOFT内の建物には、窓を覆う鉄板と鉄製のひさしが窓の数だけ設置され、銅の円筒形と水の入ったガラスコップが組み合わされる。この作品のタイトルは「静止のかたち」。ガラスの容器に入れられた水が保つ水平線と垂直の関係—ここには目に見えないものと見えるもの、物の存在のあやうさがある。

植松奎二 Keiji Uematsu