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2009年10月31日(土)- 11月28日(土)

大島成己 展「Reflections」
  • オープニングパーティー 10月31日(土)17:00〜

2002年より継続的に制作を続けている「Reflections」シリーズの新作を発表。
新作は視覚の認識の曖昧さがより画面に現れています。
光の反射によって視覚にもたらされる奥行きや前後関係の喪失、物質からの色彩の遊離といった現象に立ち会うことができます。

-Artist’s Statement-
「Reflections」シリーズの狙いは、幾十にも重なる平板化した風景イメージを写真に通過させることで、モノの実体感を喪失させ、別の有り様を現前させていくことにあります。
それは、日常的な意味に充足しきれない〈中途半端〉なモノの有り様として現れ、何が映っているのか理知的に認知しがたいかもしれません。それ故、延々と焦点を探し続けるオートフォーカスカメラのように、私たちは眼でまさぐり触れていくような感じで、それに向き合わざるをえない。このまさぐり触れていくような経験は、イメージを意味文脈に沿って解読することから程遠く、自分の感覚に共振してくるような色彩、光の有り様に正に〈没入〉していくことだと考えます。
私はこの経験に〈感覚としての写真〉の可能性を考えることとなるわけです。
大島成己