アバウト・フォトグラフィー
About Photography

草野 晶子, 奥野 規, 稲垣 元則
Akiko Kusano, Tadashi Okuno, Motonori Inagaki

2001.3.10(sat) - 2001.3.15(thu)
13:00 - 19:00 日曜・祝日休廊
Closed on Sunday and National Holiday

レクチャー (清水 穣+出品作家) 2001.3.10 sat 16:00 -
オープニング・パーティー 2001.3.10 sat 18:00 -




"Nomart Projects 2001 / Project 1:4つのテーマによる4つのグループ展"の4回目、草野晶子・奥野 規・稲垣元則の3名による展覧会。
草野は風景をモチーフとしたフォトコラージュによるカラー写真、奥野は主に構造物をモチーフとした白黒写真、いずれもラージサイズの作品を展示。稲垣はB4コピー用紙に描いた複数点のドローイングと1点の手焼き写真の展示となりました。

[若手作家育成プログラム / Nomart Projects 2001]

今年度、プロジェクト・スペースでは新人作家の展覧会を開催いたします。これらは現在までのレギュラー作家以外の新人発掘の意味もありますが、単なる発表会ではなく、自分の作品を人に見てもらい、評価をもらい、さらに購入してもらう…という美術家のプロセスを、若い作家と工房が共同で実践していく試みでもあります。
共同企画者は、評論家・清水 穣(しみず・みのる)氏。昨年1年をかけて、清水氏は主として関西圏の各美大をまわり、在校生・卒業生の作品を実際に見て、作家本人とも話し合った上で出品作家を選定。関西の若手の「今」を凝縮し、新しい文脈を探る展覧会企画となっています。

「プロジェクト1」では、プロジェクトのスタートにあたり、4つのテーマによる4本のグループ展を開催。各テーマにつき1週間の会期、2/17より毎週土曜日オープンで、その日に清水氏による各テーマに沿ったレクチャーを毎回行います。
「プロジェクト2」では、春〜秋にかけて、1作家約1カ月の会期で、4作家の個展を開催。この際、オープンの1週間前の土曜日に、マスコミ各社やディーラーへの紹介を意図とした「内覧会」を開きます。


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グループ展の要、つまり「写真」を問題とするために、写真イメージのコラージュ、ストレートフォトグラフィー、描かれた作品の写真、というような異なる作風の作家達を選んでみた。(清水穣)

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今展キュレーター: 清水 穣 Minoru Shimizu

1963年東京生まれ
東京大学大学院修了後、1988-1991年ドイツ政府給費留学生としてドイツ留学、1992年から同志社大学で教える。1998 - 2000年ケルン大学客員研究員として再びドイツに滞在。
主な専攻分野は現代音楽論、写真論。BT美術手帖、InterCommunication などに批評や展覧会評を掲載する。
主な著訳書に『写真論・絵画論 ゲルハルト・リヒター』(淡交社, 1996年)『シュトックハウゼン音楽論集』(現代思潮社, 1999年)『ゲルハルト・リヒター・一つの基本モデル』(ワコウ・ワークス・オブ・アート, 2001年)など。