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稲垣 元則
Motonori Inagaki

2005.10.29(sat) - 2005.11.26(sat)
13:00 - 19:00 日曜・祝日休廊
Closed on Sunday and National Holiday





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○ オープニング・パーティー : 2005.5.29 sat 17:00 -

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稲垣元則は、2001年に開催の若手作家発掘プロジェクト「Nomart Projects 2001」に出品し、さらに2002年に当画廊にて個展を開催いたしました。2回目となる今回の展覧会までの約2年の間、主に東京と大阪で個展・グループ展に取り組んできました。前回の当画廊における展覧会から映像作品を手掛けるなど、従来のドローイング中心の制作から幅を広げ、意欲的に作品を発表しています。
今回の展示では、日記のように日々描いているドローイング112点と、デカルコマニーの手法を使った油彩作品に加え、新作の映像作品を展示予定です。また、製本された白紙の本にドローイングしていき、1冊の本の体裁を持つ、流れをもったドローイング集を発表します。



作家コメント

私がドローイングを好んでするのは肉声に近い生々しさがあり、現実的であると同時に、非常に柔軟で融通のきくものであるからだ。ドローイングは独立し、完成した作品である。
以前から継続しているB4サイズのコピー用紙に描かれたドローイングは、同じサイズという制約された中で日々繰り返される。それはサイズや素材を問題にする事よりも、つねに新しいイメージが定着され続けることが出来るかを問題としている。
ビデオ作品も紙のドローイングと同じ試みで作品として成り立たせている。もちろん紙での仕事とは方法が違うが、精神的運動は同じである。
ここにあるイメージはぶよぶよとしてやわらかい。


稲垣元則 Motonori Inagaki