螺旋の気配から
Touch of Spiral

植松 奎二
Keiji Uematsu

2007.3.17(sat) - 2007.4.14(sat)
13:00 - 19:00 日曜・祝日休廊
Closed on Sunday and National Holiday






[Artist Statement]

宇宙の神秘的な法則であり、宇宙を支配する螺旋によって、
宇宙と地球、人間の存在にかかわる関係を提示し
根源的な問いがなされる場をつくり出したいと思っている

世界の構造、存在、関係をよりあらわに見えるようにして何かを発見したい。
見えないものを見えるようにしたいといつも思いながら制作してきた。
それはときには物と物とのあいだにある重力、引力といった目に見えない普遍的な力への関心であったり、根源的なるものと、宇宙的なる力への素朴な関心である。
そして、自然や地球、宇宙といったものに囲まれている、人間の存在に対する問いかけである。

今回の個展では宇宙のより普遍的な構造に目をむけた大規模な彫刻とインスタレーションを発表する。モチーフとしては螺旋構造である。DNAに見られる二重螺旋から現代まで生きのびた古代生物のオウム貝、植物の花びらや葉、枝のつきかたから、動物にみられるもの、そして、宇宙空間、アンドロメダ星雲や銀河や太陽系までにみられる螺旋。螺旋は生命形成の根源であり、生命の曲線といわれる。また無限の象徴であり宇宙最大の螺旋構造である銀河まですべてに含まれる。

植松奎二 Keiji Uematsu