Chain

大西 伸明
Nobuaki Onishi

2009.12.19(sat) - 2010.1.23(sat)
13:00 - 19:00 日曜・祝日休廊
Closed on Sunday and National Holiday





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○オープニング・パーティー : 2009.12.19 sat 17:00 -

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日常で目にする立体物(コップ等の日用品や工業製品、木・枝または骨等の自然物など)を型取り、その表層のイメージをトレースした大小様々な立体作品で注目を集めている現代美術作家・大西伸明。
実物のコピーとしてリアリティーを追求するのではなく、あえて色彩や物質的な薄さをもたせた大西の作品は、固有の物語性を廃した上で立ち現れてくるそのモノ自体の本質を観る者に問いかけてきます。

今展では、これまでの制作で常に意識してきた、イメージの反復、あるいは連続する事象に焦点を当てた新作が発表されます。版画やドローイング、今年に入って意欲的に取り組んでいる映像制作や、今回が初の試みとなる音楽といったメディアを用いて、私達の日常生活における物事の捉え方(既成概念)に揺さぶりをかけます。
近年では発電所美術館(富山県)での大規模な個展、また来年以後予定されている海外での個展、グループ展等、活躍の場を広げている大西伸明。自身の制作における本質を改めて見つめ直し、新たな表現方法を用いて今展に挑みます。

大西の日常における出来事やモノに対する深い眼差し、また表現の多様さを新しい試みを通してご覧いただける今展、ぜひともご高覧賜わりますようよろしくお願いいたします。

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作家コメント

Infinity Grayという作品シリーズの何年も前から、連鎖というテーマは僕の制作に流れている一つの方向で、近年の作品にも少し顔をのぞかせたり、少しだけ形を変えたり、肉付けされたりしながら作品として現れている。僕の中でやや拡張しているその方向性を深い感覚で捉え直したいと考えている。版画、映像、ドローイング、音楽等々、メディアは様々で、目指している方向も少し違うのだが、それぞれの連鎖がまた連鎖していくようにノマルの新しい空間で試みたい。その結果がまた連鎖していけば、困ったことになりつつも、興味深く続いて行くと思っていて、Infinity Grayという作品シリーズの何年も前から、連鎖というテーマは僕の制作に流れている一つの方向で、近年の作品にも少し顔をのぞかせたり、少しだけ形を変えたり、肉付けされたりしながら作品として現れている。僕の中でやや拡張しているその方向性を深い感覚で捉え直したいと考えている。版画、映像、ドローイング、音楽等々、メディアは様々で、目指している方向も少し違うのだが、それぞれの連鎖がまた連鎖していくようにノマルの新しい空間で試みたい。その結果がまた連鎖していけば、困ったことになりつつも、興味深く続いて行くと思っている。
大西伸明大西伸明