見えない軸−距離と角度
Invisible axis - distance and angle

植松 奎二
Keiji Uematsu

2014.3.15(sat) - 2014.4.12(sat)
13:00 - 19:00 日曜・祝日休廊
Closed on Sunday and National Holiday





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○Opening Party: 2014.3.15 sat 18:00 - (.esによるミニライブ有り)

○Closing live performance「Invisible axis」
 2014.4.12 sat 19:00- charge ¥1,500. inc. 1drink
 出演:富松慎吾 (和太鼓), KK NULL (作曲家, エレクトロニクス他マルチ楽器奏者), .es

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今展では「重力と螺旋」の場をテーマに、ダイナミックで緊張感のある植松作品の醍醐味が存分にご堪能いただける展示となります。
昨年10月に中原悌二郎賞を受賞し、さらに高い意識と情熱をもって新たな表現に挑む植松奎二の新作展。
ぜひともご高覧くださいますよう、よろしくお願いいたします。



「見えない軸 - 距離と角度」 植松 奎二

今、丁度午前零時。この地球が一回転したことになる。
私達の地球では23.43度地軸が傾いている。その地軸は2万6千年かけて少しずつずれて一回転してもとにもどると云われている。
今ある北極星は一万年後には別の星になっている。

世界の構造、存在、関係をよりあらわに見えるようにして何かを発見したい、見えないものを見えるようにしたいといつも思いながら制作してきた。
それは、ときには物と物とのあいだにある重力、引力といった目に見えない普遍的な力への関心であったり、根源的なるものと宇宙的なる力への素朴な関心である。
そして、自然や地球、宇宙といったものに囲まれてる、人間の存在に対する問いかけである。

今回の個展のテーマは「重力と螺旋」の場である。
目に見えない重力、引力を目で確かめることの出来る重力のかたちの場。そして宇宙の神秘的な法則であり、宇宙を支配する螺旋。永遠と生命の象徴である螺旋の場。これら重力と螺旋の場から地球と宇宙、自然と人間の存在にかかわる関係を示すような、小さな宇宙空間を画廊の中に創り出すことを考えている。