開催中の展覧会|Latest Exhibition

上田佳奈 Kana Ueda / 小谷くるみ Kurumi Kotani
長沢優希 Yuki Nagasawa / 山田千尋 Chihiro Yamada

U30 - Whom do you suspect?

2020.3.28 sat - 4.25 sat >> 2020.3.28 sat - 5.2 sat

13:00 - 19:00 日曜・祝日休廊
Closed on Sundays and National Holiday


  • オープニング・パーティー : 2020.3.28 sat 18:00 - 無料  ※ 中止となりました
    [内容変更のお知らせ]
     初日に予定していました、江上ゆか氏 (兵庫県立美術館)をゲストに招いての座談会は中止いたします。

  • ライブイベント "Suspect" : 2020.4.4 sat, open 19:00 / start 19:30 - 料金 ¥2,000.
    出演 : .es (ドットエス: 橋本孝之 & sara)
    [延期のお知らせ]
    新型コロナウィルス感染拡大防止および社会状況を鑑みて本コンサートは延期(期日未定)とさせていただきます。

    [内容変更のお知らせ]
     本コンサートは.es(ドットエス)のワンマンライブとして開催することとなりました。

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    [注意事項]
     会場にはアルコール消毒液を常備し、適時換気を行いますが、
     一人ひとりが健康維持とマスクの着用等感染予防を心がけ、体調のすぐれない方や
     来場に不安を覚えられる方はご来場をお控えください。どうぞ、よろしくお願いいたします。


ノマル31年目にして初の試みー
30才以下の若手美術家による公募展


昨年創業30周年を迎えたノマル。ギャラリーオープン(1999年)の初期、複数回に渡って開催した若手発掘プロジェクト「Nomart Projects」(*)に参加し、のちにレギュラーメンバーとして制作や展覧会を共にすることになった作家たち(名和晃平, 稲垣元則, 田中朝子, 豊富春菜, 大西伸明)も今や中堅として国内外で活躍、次の世代を牽引する立場となりました。ノマルでは同プロジェクト以降、作家をある程度固定し、アイデアやチャレンジを共有しながら毎回新しい驚きと発見のある作品作りや展覧会を追求してきましたが、31年目に突入した今年、気持ちも新たに、これまで長年に渡り積み重ねてきたものごとを改めて見つめ直すとともに、まったく未知の中からまだ見ぬ表現の可能性を探り当てるべく、若手作家に限定した初の公募展を行うことにいたしました。

昨年秋の募集締め切り時点で30才以下のアーティストを対象とした今回の公募では、沢山のご応募の中から書類選考、面談を重ねた結果、いずれも関西在住の4名の作家によるグループ展に決定。版画、ペインティング、立体造形と扱うメディアやスタイルの異なる4作家が、今展でのテーマ「Whom do you suspect ?」をそれぞれの解釈で展開させ、各人の特徴を生かした新たな作品制作にチャレンジします。

展覧会初日にはささやかながらオープニング・パーティーを開催いたします。会場にはアルコール消毒スプレーを常備していますが、ひとりひとりが健康維持とマスクの着用等感染予防を心がけ、体調のすぐれない方や来場に不安を覚えられる方はご来場をお控えください。どうぞよろしくお願いいたします。


*Nomart Projects (ノマル・プロジェクト):
外部より共同企画者を招き複数名の新人作家を選出、会期を分けて展覧会を開催した企画の総称。新人発掘の意味合いだけでなく、自分の作品を人に見てもらい、評価をもらい、さらに購入してもらう…という美術家のプロセスを、若い作家とノマルが共同で実践していく試みとなった。
共同企画者は、第一回(2001年):清水穣氏(美術評論家)、第二回(2003年):三脇康生氏(美術批評 / 精神科医)、第三回(2005年):池上司氏(西宮市大谷記念美術館 学芸員)、第四回:木ノ下智恵子氏(美術プロデューサー) 。





疑うことから始めてみる。全ての正しいと思う物がそうではなく、美しいと思っていたものが違うと感じたら。そのまま考えることができないのでもう少し違う目で見てみる。色が怪しいか。絵の具が、絵筆が怪しいか。それとも造り出そうとしている自分自身が怪しいか。Whom do you suspect? これがタイトルだ。アーティストの多くが40歳を超えてしまったノマルに30歳以下という制約を設けて展覧会を企画した。表現がまだ不確かで可能性に満ちているのではないかという肯定的疑いだ。

林聡 Satoshi Hayashi (ギャラリーノマル・ディレクター)



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上田佳奈 Kana Ueda

私はこの世界のあり方を版を用いて考察することを試みている。
同じレシピでも作り手によって味が変わったり、同じ言葉を聞いてもそれぞれ受け止め方が違ったりする。
ふと気づけば、版とその写しの関係性は日常の中の様々な事象に潜んでいる。
発信側と受信側の特質や傾向、また偶然の作用によってもたらされるズレを抽出することで、この世界の不確かさを検証したいと考えている。
版画を中心に、写真や映像作品などを制作している。

「Whom do you suspect?」
誰もが共犯者である。
基準や構造は常にぐらぐらと揺れ動いている。
確かなことは全てが不確かであるということだけである。
こんな曖昧な世界が平然と成り立っていることの不可思議さに今日も驚く。

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小谷くるみ Kurumi Kotani

存在の痕跡と気配をテーマに主に絵画作品を発表。2018年から取り組んでいる「時間・痕跡〈錆〉」シリーズでは、支持体に染み付いた錆というマテリアルを時間や変容、事物の痕跡の象徴として使用している。本作では新たな手法として黒錆への転換を用いることで、自然と人工を対比させ、それらのせめぎ合いをあぶり出すことを試みる。

「Whom do you suspect?」
人類が地球という共同体に与えてきた影響について、社会的な存在としての"私"ではなく、地球的あるいは宇宙的な存在としての"私"の視点で思考する。
過去を見つめることで見えてくる"今"と現実に出会う"今"との間に生じるズレをキャンバスに写しとる。

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長沢優希 Yuki Nagasawa

言いようのない寂しさや生き辛さを感じていた幼少期に、家にあった新聞紙を丸めて遊んだり日常の中でおもしろいものや美しいものを見つけたりすることが自身にとって救いでした。
今もそのような発見をした時にはそれを誰かと共有したいと思うし、心を痛めることも多い日々の中で作品を見た人が世界はこんな見え方もするのだと笑って貰えると嬉しいです。

「Whom do you suspect?」
素材となる物に対し自身が持っている知識や価値観・感覚と言ったものを一旦手放し、初めて出会ったような態度で向き合っています。
自分が見ているものは人には違って見えているかもしれないし、少し視点を変えてみることでそれまで想像もしなかった景色を見ることができるかもしれないと思うのです。

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山田千尋 Chihiro Yamada

最近は、排泄物やケガなどの写真をモチーフに選ぶことが多いです。
痛さや、重さ、かゆさなどの感覚が伝わってくるような、体のいびつな部分に焦点を当てています。

「Whom do you suspect?」
見れば見る程、描けば描く程、モチーフを見たときに受けた感情はばらばらになっていくし、快・不快などの感情の差があいまいなことに気づくことがあります。
色に置き換えたり、線に置き換えたりすることを通して、自分の抱いている感情の正体に気づきたいなと思っています。

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各作家略歴 Biography

▼ 上田佳奈 Kana Ueda
▼ 小谷くるみ Kurumi Kotani
▼ 長沢優希 Yuki Nagasawa
▼ 山田千尋 Chihiro Yamada

上田佳奈 Kana Ueda
「#幻影 #illusion #3人の女 #threewomen」
silkscreen on paper, 30 x 30 cm, 2018



上田佳奈 Kana Ueda
「採集 (B302)」medium print on paper, mixed media, variable size, 2019



小谷くるみ Kurumi Kotani
「時間・痕跡<錆>」panel on acrylic and iron rust, 250 x 550 cm, 2019
photo by kenryou gu



小谷くるみ Kurumi Kotani
「21g」panel on acrylic, 162 x 130 cm, 2019
photo by kenryou gu



長沢優希 Yuki Nagasawa
「qualia - pillow beads」forming beads, variable size, 2019
撮影:前谷開



長沢優希 Yuki Nagasawa
「paradigm - shopping bag」shopping bag, 18 x 12 x 10 cm, 2015



山田千尋 Chihiro Yamada
「🍊」oil on mortar, 120 x 180 cm, 2018



山田千尋 Chihiro Yamada
「body」oil on canvas, 60 x 72 cm, 2016


上田佳奈 Kana Ueda

1988

兵庫県生まれ

2012

Central Saint Martins BA Fashion Design Womenswear 卒業

2019

大阪美術専門学校 美術・工芸コース (版画) 卒業

個展

2019

「事の次第」hitoto, 大阪

主なグループ展

2018

「Nagy Independents」神戸アートビレッジセンター, 兵庫

 

「ZERO 展」大阪市立美術館

 

「UNKNOWN ASIA」ハービス大阪

2017

「LIGHT Wave」iTohen Gallery Books Coffee, 大阪

 

「亀山トリエンナーレ」三重

 

「中之条ビエンナーレ」群馬

 

「おんさ 10」hitoto, 大阪

2016

「写真は版画のようなものだと気付いた展」iTohen Gallery Books Coffee, 大阪

 

「Spring Exhibition」AIDA Gallery, 大阪

 

「AU 展」兵庫県立美術館

 

「おんさ 9」Galerie 6c, 兵庫

2015

「池袋アートギャザリング」池袋西口公園, 東京

 

「第19回 フラッグアート展 in 岐阜」岐阜

 

「おんさ 8」Sewing Gallery, 大阪

2014

「おんさ 7」Blackbird Whitebird Gallery, 京都

 

「千代田芸術際」アーツ千代田 3331, 東京

受賞歴

2015

「フラッグアート展」岐阜, 優秀賞

小谷くるみ Kurumi Kotani

1994

大阪府生まれ

2017

京都造形芸術大学 油画コース 卒業

2019

京都造形芸術大学 修士課程 修了

個展

2019

「SIGN」西武渋谷店美術画廊, 東京

 

「MESSAGE」SUNDAY CAFE, 東京

2018

「21gの存在」枚方国際ゴルフ倶楽部, 大阪

2017

「stroke ≒ stroke」枚方国際ゴルフ倶楽部, 大阪

2016

「小谷くるみ作品展」枚方国際ゴルフ倶楽部, 大阪

2015

「小谷くるみ作品展」枚方国際ゴルフ倶楽部, 大阪

グループ展

2019

「UNKNOWN ASIA 2019」グランフロント大阪

 

「大鬼の住む島」WAITING ROOM GALLERY, 東京

 

「京」伊織町家ステイ, 京都

 

「NEO SEED」阪急うめだ本店, 大阪

 

「nine colors XIII」西武渋谷店 美術画廊, 東京

 

「京都造形芸術大学 卒業制作選抜展『宇宙船地球号』」東京都美術館

 

「ニュースターアートコレクション」松坂屋名古屋店, 愛知

 

「京都造形芸術大学 大学院修了制作展」ギャルリ・オーブ, 京都

2018

「SHIBUYA STYLE vol.12」西武渋谷店 美術画廊, 東京

 

「起きるために寝る」MediaPassage, 京都

 

「修士課程2年中間発表展『SPURT』」ギャルリ・オーブ, 京都

2017

「修士課程1年中間発表展『HOP』」ギャルリ・オーブ, 京都

 

「またばき」PrRoom, 京都

2016

「京都造形芸術大学 卒業制作展」京都

2015

「かいて、また、かいて」ビューイングルーム, 京都

長沢優希 Yuki Nagasawa

1989

兵庫県生まれ

2012

京都嵯峨芸術大学(現 嵯峨美術大学) 卒業

2014

京都造形芸術大学大学院 修了

個展

2019

「クオリア」YOD Gallery, 大阪

グループ展

2019

「奈良県立大学現代アート展 船/橋わたす 2019」奈良県立大学

 

「記憶のエピソード6人の作家」3ta2 gallery, 愛媛

 

「AFAF AWARDS 2019 特別展」福岡アジア美術館

2018

「AFAF AWARDS 2018 新人作家公募展」ホテルオークラ福岡

 

「第4回藝文京展」京都芸術センター

2016

「第11回大黒屋現代アート公募展」板室温泉大黒屋, 栃木

2015

「TOKYO WONDER WALL 2015」東京都現代美術館

 

「ULTRA×ANTEROOM exhibition 2015」ホテルアンテルーム京都

2014

「京都造形芸術大学大学院修了制作展」京都造形芸術大学

 

「On the Steps 2014」Steps Gallery, 東京

2013

「ULTRA AWARD 2013 Exhibition」ARTZONE, 京都

 

「U know they mean」Steps Gallery, 東京

 

「ヒロシマ・オー」旧日本銀行広島支店, 広島

2012

「京都嵯峨芸術大学卒業制作展」京都市美術館

2011

「SAGA DASH!2010」MATSUO MEGUMI+VOICE GALLERY pfs/w, 京都

 

受賞歴

2018

「AFAF AWARDS 2018 新人作家公募展」ギャラリー賞 YOD Gallery / 3ta2 gallery

2015

「TOKYO WONDER WALL 2015」審査員大巻伸嗣賞

山田千尋 Chihiro Yamada

1994

京都府生まれ

2016

京都市立芸術大学美術学部美術科油画専攻 卒業

個展

2015

「アクティブコール」京都市立芸術大学 小ギャラリー

グループ展

2020

「つなぐ・つながる」京都市立芸術大学ギャラリー@KCUA, 京都

2019

「おひろめ」powder plant, 京都

 

「京都市立境谷小学校作品展」境谷小学校, 京都 ('16 ~)

2016

「stART 2016 からだ|マインド」galerie 16, 京都

 

「2015年度 京都市立芸術大学 作品展」京都市立芸術大学 ('12 ~)

2015

「ゆはん展」京都市立芸術大学 大ギャラリー

 

「油画前期展」京都市立芸術大学 アトリエ棟 ('14)

 

「作品中! 2015」galerie 16, 京都

 

「祝 2015」京都市立芸術大学 大ギャラリー

2014

「ゆはん展」ギャラリー空・鍵屋, 京都

その他

2017

境谷小レジデンス(京都)にて制作 (~'18)

2016

アンタルヤ国際アートシンポジウム 参加, トルコ