TORSO

名和 晃平
Kohei Nawa

2008.2.9(sat) - 2008.3.8(sat)
13:00 - 19:00 日曜・祝日休廊
Closed on Sunday and National Holiday


photo: Haruo Kaneko



--

今年5月にはバルセロナにあるミロ財団美術館での個展(会期:5/29-7/20)など、海外での活躍も目覚ましい名和晃平。

当画廊では2年ぶりとなる今回の個展では、全長約15mのメイン会場「loft」では、発泡ポリウレタンを素材とした膨張する表皮のイメージの“Scum”シリーズ最新作にして天井5mの高さにまで及ぶ大作の立体作品を展示。
また、ホワイトキューブの空間「cube」では初の試みとして、シルクスクリーンを用いてトルソというコンセプトを表現した渾身のドローイング作品を展示いたします。

--

ディレクターからのコメント

名和晃平は現在もっとも注目される日本の若手作家の一人である。彼の作品は素材とテクニックと表現が絶妙なバランスを保ち、それが鑑賞者 の感覚に働きかける。それは彼の問題とするモノが単に造形の問題ではなく神経、感覚、記憶といった人間の持つ身体感覚に及んでいるからであろう。立体作品は彫刻という物質性を超え膨張し進化していく。平面作品は支持体からイメージが振動し剥離し立ち現れる。無限の発想と素材が出会い、名和というフィルターを通し芸術作品として生まれ変わる時を共有できるスリリングな喜びを感じている。

林 聡 Satoshi Hayashi (ギャラリーノマル・ディレクター)