garden

名和 晃平
Kohei Nawa

2013.5.11(sat) - 2013.6.8(sat)
13:00 - 19:00 日曜・祝日休廊
Closed on Sunday and National Holiday





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○ オープニングパーティー : 5月11日(土) 18:00 - 無料

○ ライブ・パフォーマンス:5月26日(土) 17:00 - 18:00, charge: ¥1,000.-
  出演:.es (ドットエス:橋本孝之 + sara)

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名和晃平 ー 新シリーズ(※)による緊張感ある"箱庭"的空間

ギャラリーノマルでは3年半振りとなる名和晃平の個展。
今回は動植物をモチーフとした有機的なフォルムの彫刻作品"Biota (Fauna / Flora )"の新作、三次元モデリング技術を用い、実在するモチーフを流動性のある三次元局面で再構成した"Trans"シリーズの新作。また、近年集中的に制作している、絵具の自重のみで描き出すペインティング"Direction"の新作で構成。あたかも箱庭のように異なったシリーズの大小の作品がランダムに配置され、見る人の様々な感覚を喚起する、ミニマルで緊張感あるインスタレーションとなります。
また上記作品の他、剥製などをビーズで被った"PixCell-Beads"シリーズや、 版画工房を有するノマルとのコラボレーションから生まれた新作版画シリーズ"Line-Random"も展示いたします。
名和晃平の幅広い展開を一堂にご覧頂ける今展をぜひご高覧ください。


(※) 三種類の新シリーズと新作版画

<彫刻作品"Biota(Flora / Fauna)"シリーズ>
植物をモチーフとした有機的なフォルムの彫刻作品(Flora)。同じく動物のフィギアをモチーフとした(Fauna)。
大小様々の作品が画廊一面に自生するように配置されています。
同作品は、建築家・妹島和世氏、アートディレクター・長谷川祐子氏とのコラボレーションで制作された瀬戸内国際芸術祭2013での犬島「家プロジェクト」で発表した屋外でのインスタレーションを、ギャラリー空間で体現する初めての試みとなります。

<彫刻作品"Trans"シリーズ>
三次元モデリング技術を用い、実在するモチーフを流動性のある三次元曲面で再構成した"Trans"シリーズの最新作。
抽象的なフォルムに還元されながらも、モチーフそのものがもつ存在感がより際立ってくる彫刻作品です。

<平面作品"Direction"シリーズ>
近年集中的に制作している、絵具の自重のみで描き出すペインティング"Direction"。
モノクロのインクのみで斜め方向に描かれた直線は、シンプルなだけにより強い視認性を獲得しています。

<新作版画シリーズ"Line-Random">
2002年以来となる名和の版画作品(シルクスクリーンプリント)の最新作。
プログラムにより自動生成された極細の直線が幾重にも重なり、美しさとともに、内在するエネルギーを感じさせる仕上がりになっています。