Beyond “Beyond Color and Space”

渡辺 信子
Nobuko Watanabe

2017.11.4(sat) - 2017.12.2(sat)
13:00 - 19:00 日曜・祝日休廊
Closed on Sunday and National Holiday





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○ 作家によるギャラリートーク : 2017.11.4 sat 18:00 -
  終了後、オープニング・パーティーを開催

○ 関連イベント : 音楽Live “Beyond”
 2017.11.30 thu open: 19:00 / start: 19:30
 料金: ¥ 1,500.-
 出演 : Florian Walter (from Berlin), sara (.es ドットエス)

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空間に呼応し拡がる色彩の情景
渡辺信子、ギャラリーノマルでの3年ぶりとなる新作個展
色彩とリズムが生み出す魅力

幼少期より美術と音楽を学び、領域を横断した芸術表現に触れながら育った渡辺。 ピアノ科を専攻していた大学時代に美術部を設立し、具体美術協会との出会いをきっかけに1970年代より本格的な制作活動をスタートします。
シンプルで明快なフォルムと豊かな色彩、旋律を思わせる動的な展示構成など、空間との親和性の高い作品は注目を集め、近年ではヨーロッパやアジアでの大規模な展覧会開催など国際的にも目覚ましい活躍を続けています。

多様な表現で構成する新作展
渡辺の作品は、様々な色の綿布を木枠に張りこみ、それらを複数組み合わせて作られます。布の張力により生み出される柔らかで美しい曲線は、立体造形の中に絵画的な表情を、緊張感の中に有機的な温かみを生み出します。
今回の個展では同シリーズに併せ、現在渡辺が新たな素材表現として積極的に用いているステンレスの彫刻作品も発表。
作品は全て今展のために制作された新作となります。ギャラリーノマルでの3年ぶりとなる個展、ぜひともご取材、ご高覧頂けますよう宜しくお願いいたします。

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作家コメント

布の張力を利用した立体作品です。物理的マキシムまで力をかけながら布を張る作業はとても難しく、布の張力によって現れたフォルムは非常に伸びやかで温かく、柔らかく、時には鋭く緊張感があります。音楽で表現出来る感性・感覚・感情、さまざまな表情やニュアンスと美術のそれは、表面的には全く違いますが、深いところでは共通していると思います。

今年は韓国のARARIO GALLERYで大きな個展をし、8月にはウィーンでモーツァルトのピアノコンチェルトを、ウィーンナークラシッククインテットとベートーベンが初めてエロイカを演奏したエロイカザールで演奏しました。私にとって、どちらもとても大きなチャレンジでした。そして大きな発見がありました。

私にとって作品を創ることは存在のリアリティーを確認することです。

Gallery Nomartではすべて新作を発表します。
“Red”6つのかたちー飛翔、“Yellow and Wine red”のコーナー作品、“Blue and Green”の曲面のステンレス製の立体作品、ドローイング、コラージュなどを展示します。

渡辺信子 Nobuko Watanabe