Speaking Sculpture 展

2014年9月13日(土) - 10月11日(土)
13:00-19:00 日曜・祝日休廊

出品作家:
今村 源 Hajime Imamura / 中原浩大 Kodai Nakahara / 名和晃平 Kohei Nawa
藤本由紀夫 Yukio Fujimoto

第一線で活躍する現代美術作家たちが「音」をテーマに作品を制作。音の鳴る彫刻、音を感じさせる彫刻等、「音」の概念を打ち破る作品を展示。音楽領域のアーティストとのコラボレーションも予定されています。

オープニングパーティー:9月13日(土) 18:00- 無料

 .es (ドットエス:橋本孝之&sara) ライブ "Speaking - おしゃべり"

クロージングイベント:10月11日 (土) 18:00- 料金 ¥2,000.-
 ZBO meets Speaking Sculpture
  要予約(9/15迄)予約先:info@nomart.co.jp

 ・レクチャー:藤本由紀夫 (音と美術の関わり、ZBOオーケストラの展開)
 ・コンサート:ZBOオーケストラ+.es (ドットエス)

Speaking Sculpture展によせて

最近オーディオスピーカーの開発をしています。
眼は見たいものを選択できるが、耳は出来ないと言いますが、うそです。
耳は聞きたい、聞くべき音を、まさぐり到達します。
埋もれている音、ほんのかすかなささやきが、実在感を持ってきらきらと輝きます。

スピーカーの箱を胡桃の樹で創りました。
樹は触れることでみせてくれる表情があります。
冷たい肌、あったかい肌。しっとりした肌、かりっとした肌。
樹に限らず様々な素材には、様々な表情が在ります。

最近、滑車神経麻痺というものを患いました。
片目ずつなら見えるのですが、両目だと焦点が合いません。
両目で見るとなんだかわからない世界だし、片目だと遠近感 (立体感)がなくなる。
疲れるので両目を閉じます。両目を閉じても在る視覚的体験というものを知りました。
すべての感覚は心の中に在ります。

Speaking Sculpture
全ての感覚は相対的に関連しあい相互交通している。
Speakingとは発音装置やオーディオ装置を意味しません。
Sculptureとは存在です。
感覚と認識の往来する世界の入り口に音を、そこから始まる作品展です。

ディレクター 林 聡


【ZBOオーケストラとは?】
藤本由紀夫+.es+ギャラリーノマルのコラボにより2013年10月に発足したプロジェクト 「ZBO (Zing Buckets Orchestra)」。
亜鉛メッキのOBAKETSU (バケツ)に藤本選曲のオルゴールを組み合わせた音の鳴るアート作品ZBOの所有者は「ZBOオーケストラ団員」となり半永久的に活動を続けていくというプロジェクト。現在団員は30名近く、テーマは「MoMAへ演奏に!」。
https://www.nomart.co.jp/project/zbo/
Facebook


今村源


中原浩大


名和晃平


藤本由紀夫