名和がギャラリーノマルの工房「版画工房ノマルエディション」と初めて共に取り組み様々な手法を駆使して制作された6点。初期の名和晃平を知る上での貴重な作品となっています(いずれも残部数僅か!)。
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2001年3月、名和がノマルのグループ展「Nomart Projects 2001, Project 1 vol.3 イメージと物質性」に出展した後、新たな手法による版画制作のプランが生まれた。
・インクジェットプリントした肉片イメージの上にシルクスクリーンを刷り重ねた「Meat 1」「Meat 2」。
・露光機の上に名和が髪の毛や紅芋のチップスを直接まき、そのまま製版して刷り重ねた「Hair」と「Chip」。
・シルクスクリーン製版用のフィルムに純粋に手描きで描画して製版した「Drawing 1」「Drawing 2」。
以上3種の手法により、全6点を制作。手法は異なるものの6作は互いに関係しあい、全体はひとつのテーマ「身体的な触覚性」に集約される。