Island
永井 英男
Hideo Nagai
2024.6.22(sat) - 2024.7.20(sat)
13:00 - 19:00 日曜・祝日休廊
Closed on Sunday and National Holiday
[Attention]
7月13日(土)のみ閉廊時間が18:30となります。
We will close at 18:30 on July 13.
[展覧会関連イベント]
■ Opening Party : 2024.6.22 sat, 18:00 - *予約・料金とも不要
*ドレスコード「アイランド」
■ 会期中Live:Island
Utsunomia MIX - 006「FUJIN / RAIJIN」リリース記念LIVE
2024.7.13 sat, open 19:00 / start 19:30 -
charge: adv. ¥3,500. / door ¥4,000. *予約制 定員40名
act: sara (.es), piano, perc.
神田綾子 Ayako Kanda, voice
喜多直毅 Naoki Kita, violin
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Live詳細・ご予約
協力 : 大宜味村観光協会
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永井英男、沖縄での滞在制作を経たノマル4年ぶりの個展
その土地に滲む気配と記憶を表現した新境地のインスタレーション
ギャラリーノマルでは、4年ぶりとなる永井英男の個展を開催いたします。
永井はこれまで、見えない力への抵抗、自身のアイデンティティから対象の存在をデフォルメした大型彫刻作品「BABA PROJECT」や「B-PROJECT へそで投げろ」など、圧倒的な存在感で見る人の心を開くユーモアある作品で強烈なインパクトを与えてきました。以降も彫刻、ドローイングや映像作品を発表。その独創的な表現で幅広い支持を獲得しています。
2012年のノマルでの初個展「painkiller…」では、多様な痛みの感覚を立体、ドローイング、写真と一体化したインスタレーションを発表。2016年の「ENDORPHIN」では、2006年の不慮の交通事故以降、永井にとって身近な存在となった松葉杖をモチーフとした彫刻群が空間を埋め尽くすインスタレーションを展開。前回2020年の個展「刻 21106」では、事故により喪失した時間と記憶、同じ日に世界で何が起きていたのかを新たに記憶するために描いたペインティングやドローイング作品を発表しました。
近年、沖縄での発表の機会が続いていた永井は、現地に滞在するうちにその島の成り立ちや自然、歴史に強いシンパシーを抱くようになりました。今展は、2023年に沖縄で発表した作品に新作を加え、ギャラリー空間に配した⼤⼩の作品群を沖縄の島々に⾒⽴てたインスタレーションとなります。
展示は、”やんばるアートフェスティバル2022-2023”出品の廃校となった⼩学校の記憶・記録や気配をユーモラスに表現した彫刻と新作の絵画の他、珊瑚をモチーフにした永井自身初めての発表となるセラミック作品や、砂像をモチーフにしたサンゴ砂の彫刻などの新作で構成。また、廃校となった⼩学校の卒業⽣をインタビューした映像やドローイング作品も展⽰予定です。
永井が長年テーマとしてきた身体感覚と記憶や時間への探究が、沖縄という島との関わりを経て1つの形となります。永井らしいユーモアはもちろん、新しい挑戦も溢れる多彩な展示は必見です。この機会にぜひご高覧くださいますようお願いいたします。
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作家コメント (永井英男 Hideo Nagai)
この数年、沖縄県北部で展覧会の機会があり、初めて沖縄へ訪れた時から⾃然の⽣命⼒や⼈々に魅⼒を感じ、⼟地の歴史に関⼼を持った。
今展では廃校となった⼩学校の⼦どもたちの残像や空気感から、記憶・記録や気配を表現した作品と、⾃然環境と⼈間環境の変化、存続を表現したものを制作したいと考えている。