参加作家|Artists

大島成己|Naruki Oshima

1963年大阪生まれ、京都在住。“視ること-世界との新たな関係の取り方”というテーマで、主に写真を表現手段に制作。日常的な空間解釈にズレを持ち込み、イメージを構成する光・色彩、そして触覚性を増幅させる表現を試みる。近作では多視点で捉えることによりモティーフによらないイメージの純粋体験を促す作品を展開。

主な展覧会:2014年、Galerie Grand Siècle, 台湾(個展)/2013年「haptic green」NextLevel Galerie, パリ(個展),「京都版画トリエンナーレ2013:PAT in Kyoto」京都市美術館/2009年「Reflections」ギャラリーノマル, 大阪(個展)/2004年「第9回ヴェネチアビエンナーレ」イタリア館及びアルセナール, ヴェネチア, イタリア

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「haptic green - pi.k.k.01」c-print, 120×135cm, ed. 5, 2011

稲垣元則|Motonori Inagaki

1971年京都生まれ、大阪在住。写真、映像、ドローイング等のメディアを用いて、自然物や身体、風景をモティーフに、独自の世界観を表現。色彩、形、時間すべてが稲垣のフィルターを通ると別次元の“何か”“どこか”に再構築されていく。あたかも夢の中の出来事のように感じさせる作品に対峙すると、“物語のない物語”の中に深く誘われる。

主な展覧会:2014年「させぼアートプロジェクト」 戸尾市場街, 長崎/2013年「収蔵品展043 自然の表現 わが山河 Part IV」東京オペラシティ アートギャラリー, 東京/2012年「darkness」ギャラリーノマル, 大阪(個展)/2010年「phase」ギャラリーノマル, 大阪(個展)/2003年「ARTISTS BY ARTISTS」六本木ヒルズ森タワー, 東京

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「darkness 1」lambda print, wooden frame,
104×137cm (frame size), ed. 5, 2012

田中朝子|Asako Tanaka

1972年大阪生まれ、奈良在住。些細な錯覚(ズレ)を、写真・版画や立体作品によって繊細に、また大胆な発想で表現。視線そのものの純粋性と不確かさを浮き彫りにする。
また、「本」をテーマとした作品も多く、その編集的思考はインスタレーションとしての作品の展示にも特徴的に現れる。

主な展覧会:2014年-「travel」ギャラリーノマル, 大阪(個展) ※他、国内外を巡回中/2014年「阿波紙と版表現展2014 -9 sight on AWAGAMI-」愛知県美術館, 名古屋、阿波和紙伝統産業会館, 徳島/2012年「on a table / in a book」ギャラリーノマル, 大阪(個展)/2009年「index」日本橋高島屋画廊X, 東京(個展), 「drowing room: Exhibition as media 2009」神戸アートビレッジセンター, 兵庫

「beans on "saucer"」c-print, 24×24cm, ed.8, 2005