07 Miracle Value︱アートの奇跡

綴ってきたことは、自分の想う理想である。これまでも全てが綺麗ごとでは立ち行かなかったし、それだけでは無いと思うが、望みはある。そう、望みはあるのだ。

アートは、夢である。
アートとは、私にとって奇跡のような出来事であり、作品こそが贈り物だと思う。

アート自体、そしてそこに起こる様々な出会いも奇跡のようなことである。それは今までも起こっていたことでこれからも変わらず続いて行くだろう。そこに関わっていけることこそを幸せに思い、大切にしたい。

妥協なく、心身を削って突き詰めるのだ。
それが表現にはなるが、それでもまだ、奇跡は起こらない。

だけどそこからこそ、あなたや私たちにとっての奇跡、社会にとっての奇跡、時代の奇跡が生まれていく。
アートは、それ自体が奇跡のような出来事である。

「人はアートがなくても生きられるが、
 活きるためにはアートが必要である。」
30年目の元旦に、記した言葉。30年分の奇跡と、これからの奇跡を─。(2019年 林聡)


01 Publication of Art︱共有されるアート
02 Design = Edit︱“(ざい)”を創る
03 Living Art︱共に、創るために
04 Words of Art︱名付け得ないものに、名付ける
05 Everything on the Table︱創造の道
06 SENSES COMPLEX︱感覚の海
07 Miracle Value︱アートの奇跡

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